2010年1月13日水曜日

鷺巣詩郎 = サギス シロウ 氏


「突然、人と人が出会った時のインパクトの順位」ってのを勝手に想像したりしてますが...

1位=死体
2位=気狂い
3位=酔っぱらい

...の後、自分の場合「4位=鷺巣詩郎 (氏)

...って感じになる位、最初にお会いした時はインパクトがありました(笑)
出会ってから、かれこれ15年は超えてると思うので、最近は見慣れるのですが、恐らく、初めて会った人は、ぶっちぎりなインパクトを感じると思います。
鷺巣さんの普段の格好を説明するにあたって、一番近い感じを探すと「アパホテル女社長の様な感じ」と言うのが、分かりやすいかと...w

この方の作る音楽は、誰しもが認めているところなので詳細は割愛するとして、そのファッション・センスもブっちぎりなら、作る音楽もブっちぎり。
冗談抜きの話、ぱっと上下の同業者を見渡して(存命中ですが)死後、確実に世の中に、音楽と名前が残る一人だと思ってます。

話し変わって。

相当昔に、鷺巣さんがパリでクラブを開くと言うので、一緒に1ヶ月位生活を共にしました。
自分にとっては初めて行くフランスだったので...

「はぢめてのパリっ」
「パリのエスプリっ」
「フランス人は英語を話さない」

...等と、勝手に想像していったのですが、これが思ってた以上に庶民的と言うか、近所に来たのに言葉が通じない位な、親近感で1ヶ月過ごす事が出来ました(笑)
まぁ自分が、鷺巣さんのクラブが終わってから、ピガーレにある「フォレス・ピガーレ」と言うクラブで、ほぼ毎日ベロベロだったってぇのも要因かと思うけど..

話し戻って。

...とは言え、日本人なので、海外に居ると、やっぱり「お米」が食べたくなります。
鷺巣さんに、いつもの通り「お腹すきましたぁ〜」って言ったら、「おっけー!」と、アパートのキッチンで簡単にピラフを作ってくれたのですが、これが激ウマ!!!自分の人生の中で「ベスト・ピラフ・ランキング」があるのなら、未だ抜かされていない位「激ウマ1位」でした。
この頃の自分は、どちらかと言うと「質より量!」的な味覚だったのですが、完全にノックアウトされてしまいました(笑)
恐らく、鷺巣さんは...もとい。鷺巣シェフは、普段から「死ぬ程ウマい物しか食ってない」ので、プライドとしてマズい物は出せないのではないか?そう言えば、一緒にゴハン行くと、とりあえずウマい店しか行かない...等、思い当たる節が多々ありました。
帰国後知ったのですが、料理評論家が出来る位の知識があるとの事。納得しました。

...と書いてみたのですが、怒らないで下さいねー鷺巣さん〜〜(^^)
あと、どちらかが死ぬ前に、鷺巣シェフのピラフ、もう一度食べさせてください〜〜!!(まぢ)

(1月14日加筆)
読み返してみたら、「オチ」が無かったので、加筆します。
...と、まぁ、この方を含め、偉大な先輩の一人、師匠の鷺巣さんなんですが、自分の作る音楽を考えると、これほど影響を受けた人は居ません。ジャズもクラシックも、あらゆるジャンルを取り入れて消化し「鷺巣流」に変えてしまいます。現代の天才の一人だと思ってます。



今日の1曲

この曲、テレビシリーズだと綾波が自爆する時に、バイオリン・メロで流れてるんだけど、映画版の最後で流れた時、鷺巣さんの事だから確信犯的に仕掛けた気がしてなりません。自分、まんまとハマってしまいましたー(笑)