2009年9月24日木曜日

音楽の聴き方。

かなーり以前に、自分の中の「ジャンルの垣根」みたいなのが無くなった気がしています。
高校の時まではClassicの物、18歳を過ぎてから暫くまでは、Rockの物が、自分の中で「ダサい」音楽に聞こえていた時期があります。更にRockに付いては、生まれてからかなりの期間「 Knack の" My Sharona "」と「 Deep Purple の" High Way Star(Live in Japan)"」の2曲しかまともに聞いた事無い時期もありました。単にディストーションのギターの音と弾いている人達が、意味無く嫌いだったって話しなんですけど...(笑)
18歳位の時に「 Chicago House 」ってのが出て来て、それはそれは衝撃でした。Steve Reich =スティーブ・ライヒ、Gyorgy Ligeti =ジョルジ・リゲッティ、John Cage =ジョン・ケージとかの現代音楽の「ミニマルミュージック」にカテゴライズされる物、サウンド・アーキテクチャなる、どちらかと言うとポップ・カルチャー寄りの物も含め、それまでにも「無機的で実験的な音楽」は多数あったのですが、これはヤバかったですわー。3度目の黒人音楽の襲来かと思いました。
当時は「究極の1小節の繰り返し」を聞かされている感じと「この1小節は、あなたにとって気持ち良いですか??」って問いかけられてる感じで、更に「この音楽(グルーヴ)の良さを分かる??信じれる??」って、まるで「踏み絵」の様な音楽が出て来たと思いました。
今でこそ「歌謡ハウス」なる物も有って、ハウスは世の中に広く認知された気がするけど、当時は嫌いな人も多数。その人達の「拒否反応」は見てて面白かったですよ。口々に言うのは「おい、松井。ドラム出て来てから16小節位たってるけど、いつ、次の音出てくるんだ??まだイントロか??」って。
話し戻って。
自分の場合、初期のハウスミュージックで音楽の聞き方みたいなのが変わりました。作ってる人達は「どう思って作ってたか」の真意は分からないのですが、自分の中の「音楽の琴線」を究極まで追求するこの音楽は「これはディストーションのギターが入ってるから好きじゃない。聞かない」って言う様な、先入観や常識を悉く崩して、聞く物全てを「自分にとって気持ち良いかどうか?」で判断出来る様になりました。ただ、バラードに付いては、今でも若干拒否反応が残っていて、時々ですが「悪い冗談」にしか聞こえない曲もあったりします。
軽く想像すると「映像とリンクしないとバラードの良さは分からないのかし??」って思ってますが、こんな自分でも「バラードを楽しめる様になる。良さが分かる様になる」切っ掛けみたいな事に、この先出会えるのかなぁ〜とも思ってます(笑)
他、お陰で、当時は大嫌いだったアーティスト( Elvis Costello =エルビス・コステロとか Style Council =スタイル・カウンシルとか)も、何年か前に LIVE AID のDVDを見た時には良さみたいなのが分かりました。


今日の1曲。
友達がダンクラのイベントを手伝うとの事で、お家にある音源を探した時に久しぶりに聞きました。やっぱ 70's Disco、良いわー(^^)