2009年7月12日日曜日

音楽の良心。

最近発売されているアーティスト達って「個性」が無いなぁ〜って感じるのは、自分だけでしょうか?決して懐古主義な話しでは無いのだけど、自分が幼少の時より何年か前までは「音楽の良心」的なグループ、レーベルがあった様な気がします。日本のレーベルで言うなら、インビテイションとかミディetc、アーティストだと立花ハジメとかのYMO周りの人達、プラスティックス、近田晴夫とかかなぁ...挙げればきりが無い気がします。自分の好きな音楽性を全面に押し出し、別に売れなくてもよい(?)的なスタンスで、活動していた気がする。真逆に、当時、何十万枚も売れるアイドル的な作品が有ったので、ある意味「反体制」な意味もあるとは思うのだが、自分にとっては80’s・90’sのその「世界的に変テコな音楽」が、普段作業している音楽の肥やしになってる気がします。自分はブっちぎりに売れてる「アイドル的」な物(歌謡曲)も大好きなので、どちらも普通に聞いていますが。
話しを現在に戻って、前出の「音楽の良心」みたいなアーティストって少なくなってきた気がする。ただ自分が見えてないだけなのかなぁ〜とも思ってたけど...
ある意味、アンダーグラウンドのダンスミュージック全般が、それに近い匂いがするが、最近は低迷している感じかし。実際、音楽業界全部に影響のあるカリスマ的(過去にだと、マドンナとかジャミロクアイとか)な人が、ここ何年も不在な感じがあるから、その逆の物が出ずらい感じもあるのかなぁ..

元々歌謡曲って、日本人が好きな「ワビ・サビのメロディー・コード」と、巷(外国とか)で「今流行ってるジャンル」を「足して2で割る」みたいな感じがあるけど、「ジャンル」自体の意味を考えると、「そのジャンルの持つスタイルとかフォーマットを変えず表現する」、若しくは、「そのジャンルの持ってるスタイル・フォーマットを借りて表現する」みたいなイメージだと思うけど、歌謡曲って言う音楽のジャンルだけは、他で流行ってる物(スタイル・フォーマット)を何でも飲み込んで形にする「強欲な音楽」って言い方も出来る。
似ているけど、海外のメイストリームで流行る曲は、歌謡曲で言う「サビ」にあたる部分が「コーラス(皆で歌う・楽しむ)」と言う解釈だから、歌謡曲の意味とはちょっと違うし...
で、今の音楽業界の状態を考えると、その強欲君はそうとうお腹を空かせてる「飢餓状態」だと思う。自分も新譜に付いては空腹状態ですわー。

求む!カリスマ!!


今日の1曲。
Lisa Stansfeild=リサ・スタンスフィールド」の「"Change" Driza Bone Mix

歌詞の内容も含め、日本人好みの「ワビ・サビ」がある1曲。
色々なRemixが出ているけど、Driza Boneのミックスがオススメです。