2015年2月27日金曜日

「ロイミ Tシャツ」、再販決定のご案内。

お知らせ(3月11日、追加、5)

ロイミTシャツ、完売しました。ありがとうございますm(__)m
発送は4月上旬を予定していますので、少々お待ちを(^^)


お知らせ(3月11日、追加、4)



これ以外の色・サイズのご注文は、申し訳ないのですがお受付が出来ませんので、ご了承下さい。
また、先着順になりますので、売り切れの際はご容赦下さい。




お知らせ(3月10日、追加、3)


プリント・サンプルが出来て来ました。

























お知らせ(3月4日、追加、2)


「S」サイズに付いて。

「Sサイズ」は「Kids-L」のボディを使用とします。
これは、着丈がKids-Lの方が若干短くバランス的に良い、また、最近はこちらを使うのが主流との、デザイナーのタカナミマサハル氏の判断で決定しました。


お知らせ(3月4日、追加)


3月5日までの予約としていましたが、予約数が大幅に上回り、本日「3月4日23時59分(JPN)」を以て、予約受付を終了します。

また、入金確認のご案内も同様の理由で、「3月5日」以降に変更しました。
謹んでお詫びします。



お知らせ(3月2日、追加)

3月2日までにご注文を頂いた方全員に、注文内容、合計金額等を記した「ご注文確認」のメールを送りしました。もし、注文したのに確認のメールが届いてない場合は、お手数ですが、その旨メールでお知らせ下さい。


振り込みの確認が出来た場合は、3月4日以降、随時「入金確認」のメールお送りする予定です。

また、早々のお振込をお願いしていますが、ご入金の確認が出来ない場合はその旨のメールをお送りする予定です。
こちらも、注文・振込したのに確認のメールが届いてない場合は、お手数ですが、その旨メールでお知らせ下さい。


携帯電話等の場合、迷惑メール設定によっては、パソコンからのメールが「送信は出来るが、受信が出来ない」と言う場合がありますので、ご注意ください。





大変、お待たせしました m(__)m



昨年の「松井病院@代官山UNIT」限定で発売・即完した、我が社特製「Royal Mirrorball Tシャツ」(=通称:ロイミT)が、その後のお問い合わせ、再販希望メール多数に付き、急遽再販を決定しました。

前回とは「ボディー×プリント色」が違う色の組み合わせで、カラー・サイズ・枚数限定で、通販のみで販売となります。

デザインは、前回同様、桜庭和志「39 T」、サザンオールスターズ・ユーミン・ドリカム等のツアーグッズ・パンフレットのデザインも長年担当している「タカナミマサハル」氏が担当。

タカナミマサハル http://marbo.jp

今回も、タカナミ氏監修のもと、限定Tシャツが制作されます。

発送開始は4月上旬を予定。
現在、絶賛予約受付中です。

尚、お買い上げ1枚に付き1枚、おまけとして「DJ KO KIMURAのノンストップ・ミックスCD」が付きます。今回の限定Tシャツ販売の為だけのミックスCDなので、他では手に入らないレアアイテムです。













※価格、サイズ等は、下記をご覧下さい。

送料は、「一律400円(税込み)」。
当初、レターパックを予定していましたが、Tシャツを折り畳まないと入らない事が分かり、他、オマケのCDを入れた場合、破損も考えられるので、ダンボール材で梱包・発送に変えました。

<色・タイプ>

(1)ホワイト(ボディー=白、プリント色=赤)

(2)グレー(ボディー=グレー、プリント色=青)

<値段>
 各色1枚、3,500円(税込み3,780円)


<サイズ>

 3月5日までのご注文の場合、Jr.S〜7XLまでのサイズに対応可能です。








 それ以降は、XS、S、M、L、XL、XXLのみのサイズとなり、

 各サイズ限定・先着順での販売となります。


<ご注文方法>
 「webmaster@royalmirrorball.com」宛に「Tシャツ注文」とタイトル欄に記載して、以下の項目と共に送信して下さい。


お名前 
フリガナ

住所
郵便番号・建物名・部屋番号等

電話番号(連絡が可能な)

サイズ
カラー
枚数

復数枚ご注文の方は、分かり易く表記下さい。

メールを受け取り後、こちらから注文内容の確認と共に、ご注文商品の値段と送料の合計金額、代金のお振込先等を記載したメールを返信致します。

尚、振り込み手数料はお客様のご負担となります。

ご注文者名とお振込者名が異なる場合は、その旨お書き添え下さい。


こちらで、お振込確認後に、注文完了のメールを送信致します。

商品発送時にも発送完了のメールを送信します。















<注意事項>
限定・Tシャツと言う商品の性質上、基本的に返品は出来ませんので、サイズ、カラー等を再度確認の上、ご注文をお願いします。

領収書が必要な方は「宛先」等を記載して、注文時にお申し付け下さい。
商品発送案内時に印刷可能なpdfファイルをメール添付でお送りします。











2014年6月20日金曜日

ハーフ・ディミニッシュ

「ハーフ・ディミニッシュ」(Half Diminish)(φ)


中学〜高校に掛けて、コードネームとコード進行をかじり始めた時、大嫌いだったのが「ハーフディミニッシュ」です。
もーね、鍵盤で押さえると「じとっ」とする感じで、和音の響きがとにかく暗い。

その後、2000年位までは代理コードを充てて極力使わない様にしていましたが、最近は「これはこれでアリかなぁ〜」と結構多様していますw

大人になって「子供の時に渋くて食べられなかった物が美味しく感じる」と言う感覚に近いのではないか??と勝手に思ってますが(笑)

さておき。

何の事か分からない方の為に軽く解説を。

例:「Cメジャー」「ハ長調」(白鍵盤だけの音階ね)で弾くと...

下から「シ(B)ーレ(D)ーファ(F)ーラ(A)」の構成音。

コードネームだと「Bm7(♭5)」。
クラシックの移動ド表記で「Ⅶm7(-5)」。
記号で「Bφ」。

...と言う和音です。

※ ハーフディミニッシュの話しに伴う、コード理論に付いては、良い教則本が沢山出てるのと、最近は、解説する人のバックボーンにしてる音楽に寄っては 、少し解釈が違うの感じがする物もあるで、ここでは割愛します。

とにもかくにも「暗い感じ」がダメだったので、代理コードを探しまくりました。
で、見つけたのが「Asus4 on B」。

左手で、ルート(根音)「=シ(B)」で、
右手で、下から「ラ(A)ーレ(D)ーミ(E)ーラ(A)」。

「sus4」独特の「緊張感・透き通った感じ」で、誤摩化してますw

余談ですが、ここ最近の現代音楽寄りな物でも、この「sus4」を使って「新しい響き」「新しい和音の進行」を見つけるって言う音楽も増える感じもします。

画像は、4月18日代官山UNITで開催された「松井病院」楽屋での集合写真です。




2014年3月21日金曜日

使用機材(2)



よく聞かれるので、ざっと説明を。














現在、普段仕事ではMacBookProの15 inchに88鍵のUSBキーボードと、MacBookのヘッドフォンアウトにSONY Z-900を繋いで作業しています。

楽器メーカーさんとか、それを専門に扱ってる雑誌の方々には、外見的に「凄い」と言う状態がないので、本当に申し訳ないのですが...


メインの内蔵HDDのOSは「OSX 10.7」だし、「なんで、今時Reason 3なの?」って言われますが、そもそもRolandのMC-4で「CV-Gate」で「一音一音打ち込んで出して居た状態」に比べたら和音でコントロールってだけでも驚きだし、更にその後、YamahaのQX-3(2台)でMIDIで作業する様になってからも、これまた大量にあるハードのシンセを同じくYamahaの02Rに繋いでた時期に比べても、全部ひっくるめてMacの中一台で出来る様になった事は、自分にとって「もうそれはそれは夢の様な状態」なんですわー(笑)

シンセサーザー音楽の史学的資料と、先輩達の「昔話し」を聞くと、1960年代のシンセサイザーを使った現代音楽では、シンセの音をオープンリールに録音して、テンポから音符の長さを計算して「テープを切って貼ってを繰り返して」音楽を作ってたとの事。その状態から比較すると、ここ50年間位での「音楽を作る為の環境・機材」は、これほど技術革新があったって事は無いかと。

さておいて。

最初に。
一応、プロとして仕事をしているので、自宅に「ProToolsを置かない理由」を。
2004~5年位までは、MacにはM-AudioのI/Oと共に、ProToolsLEを入れていて、時々は使ってはいたのですが、自分が関わる仕事の現場で、オペレートは「それぞれエンジニアに任せた方が良い」と言う状態に思える様になってきました。

恐らく、自分にとってProToolsは、例えば電子レンジとかファクスとかと同様に「コモディティ化」しちゃったのだと思います。
電子レンジの操作をするとか、ファクスで書類を送るなんて、それ自体、誰がやっても同じでそ??w
誤解の無い様に付け加えると、操作自体は誰がやっても同じだけど、この場合だと「何を調理するか」とか「どう言う書類を作るか」とかは、今も昔も変わりなくとても重要な話ですよ。


自分と他人は違う、その違いが「個性、アーティスト性」と言うならば、使う音楽のソフト自体を、他の人と違う物を選択する方が「より個性が出る」と思っていると同時に、ソフトを見極めて、それぞれの「良いとこどり」もしたいのも事実。

耳の良いエンジニアとかクリエイターは気が付くと思うけど、ソフト自体が違えば出て来る(感じる)音が違うって事を。
漠然としか説明出来ないけど、例えば、Logicで作った音は「あ、Logicだ」って分かってしまうし、同様に「Live」とかの音も個性的で「あ、Liveの音だ」と感じるはず。

音楽ソフトは「画家が使う絵の具とか筆」と同じではないか...例えば、リキテックス等のアクリルで書いた物と、パステルで書いた物は、そもそも違うのではないかと。

「f特」が悪いとか、S/Nが悪かったり、ハムが乗るって話は、そもそも今はもうあまりないので、最近のプロオーディオの世界で言う「音が良い」と言う表現は、実は意味がよく分からなかったり、何のアドバンテージも感じなかったりします。

恐らく他のクリエイターと違う所は、膨大な音色のライブラリーがHDDに入ってて、更に以前使ってたハードのサンプラー等〜、Akai S1000シリーズ(後にS3000XL)や、Roland S-50(後にS770)シリーズ等のライブラリーは、自家製、メーカー製、サードパーティー製問わず全てコンバートしてReasonで使ってますw

当時、E-muのライブラリー、シンクラビアのライブラリーは「CD-ROM一枚の定価が100万円」とかの物がザラに有ったんだけど、今のGrageBandでは最初から結構良いライブラリーが付いてるし、ダウンロード販売だと1000円位からあるしで、技術革新と共に価格破壊もw

Reason3/Cubase5をメインで使ってるのは「今のところ足りてるから」と言うのが大きな理由。
何か劇的に凄いプラグインとか出て「即、対応しないとマズい!」って言う「デジタルデバイドな状態」は当然避けたいので、当然、Reason7を含む最新のOS・ソフトにもすぐに切り替えられる様にはしていますが...w


もうひとつ。

レコーディングスタジオと、リスナーのリスニング環境の変化に対応すべく、擦った揉んだと色々試行錯誤して現在の機材に落ち着いたのですが、ヘッドフォンで作業している意味を。

通勤・通学とか、渋谷等で周りを見渡すと分かるんだけど、皆、ヘッドフォンとかイヤフォンをして音楽を聞いています。しかも、相当高性能なヘッドフォンとかで。
これって、実は、ユーザーの「リスニング環境が変わった」って事で、スピーカーでトラックダウンする、マスタリングするって行為自体、もしかしたら前時代的な行為なのかもしれないって思っています。

同時に、MacBook/iPodのも含め「DA自体の安定」によって、再生される音が、年々良くなって来た感じがあります。

自分が感じた範囲で話すると、02Rや、MacBook(初代・白色)が発売された頃は、安いDA特有の「音量を上げると、音が潰れて飽和して聞こえる」って状態だったけど、次のアルミのMacBookProの頃経て、現在発売されているMacbookPro等は、分かりやすく言うと「再現能力が有り過ぎて、ボリュームを最大に出来ない」、「音量をMaxにすると耳が痛い」って位良い物になってきた感じがあります。

スタジオにある、ProToolsのDAなんかに比べたらMacBookProのDAなんて、おもちゃみたいな物だと思うんだけど、その「おもちゃみたいなDA」ででも、バランス良く聞こえるなら、そのデータでスタジオにあるのProToolsのDAで鳴らすと「もっとよく聞こえるはず!」って思ったのが最初なんだけどねw

2000年を越えてからだと思うんだけど、コンピューター自体と音楽のソフトが安定してきて、フリーズするとか、Macで言う「爆弾マーク」とかが出なくなってからなんだけど、同じ時期に、レコーディングスタジオの「ラージモニターの威厳」が全く感じなくなってきて、1999年位迄は「機材・欲しいものリスト」に必ず「ジェネレックの一番デカいスピーカー」が載ってたんだけど、そこそこ音の良いパワードのニヤーフィールドモニターも沢山出て来て、良い音でリスニング出来る様になったのもあってか、クラブで大音量で聞く事も含め、自分が、そう言う状態〜「スピーカーで音楽を聞く」と言う事に「こだわりを持たなくなった」「切望しなくなった」のも事実。

ヘッドフォンをメインで作業していると言うのは、世界中どんな場所でも、どんな時間でも作業しようと思えば出来るし、別のスタジオに移動して「モニターのスピーカーが変わったから、音の基準が分からない」って状態にはならない。本当に意味で「信じれるのは自分の耳だけ」と言える状態に。

時々、気分転換も含めよくやるのは、1コーラスをアレンジできたら、カフェとかにMacBookとヘッドフォンを持って行って、そこで全体のサイズを作ったりしてます。こう言う事が出来るのも、ヘッドフォンでの作業のお陰かと。

...と、あまり参考にはならないと思いますが。

ヘッドフォンで大音量で作業していると、体調によっては(突発性の)難聴になる場合があるので、少しでも「耳が変だなぁ〜」って感じたら、迷わず耳鼻科で診て貰ってください。友達の耳鼻咽喉科の医者曰く「早く診察・治療開始すればするほど、完治率が上がる症状もある」との事。併せて、ヘッドフォンで大音量の音を継続的に聞いていると、所謂「難聴」になり易くなってきます。この難聴は割と自覚症状が無かったりもするので、音楽に携わる方を含め、年に1度は耳鼻科で「お耳の検査する」のをオススメします。


その他、機材・ソフトで質問があればお答えします。
「matsui@royalmirrorball.com」まで。

上の画像は、録音機器も含め、目一杯機材が部屋に有った時期の写真。
一般家庭扱いなのに、電気代が平均5万〜6万でした(笑)
(撮影:エンジニアの川口昌浩氏)

真ん中の画像は、今の作業部屋の様子。

下の画像は、1999年位のキーボードマガジンで取材を受けた時の記事です。













使用機材(1)












Apple MacBookPro 15" 2.2GHz Intel Core i7 16G Memory 
(removed DVD drive unit)

HDD1
日立GST 2.5" SATA 750G/7200rpm
Mac OSX 10.7

HDD2 (replace,removed DVD drive)
日立GST 2.5" SATA 1T/7200rpm
Mac OSX 10.8




Headphone
SONY MDR-Z900


Master Keyboard
M-Audio Oxygen88


Apple
Wireless Keyboard
Wireless mouse


Bose
Wave music system




Music Software

Propellerheads
Reason 3 (HDD1)
Reason 7 (HDD2)


Steinburg
Cubase 5 (HDD1)
Cubase 6 (HDD2)


Plug-in(VST)
Waves
Waldolf
Antares Audio Technologies
IKmultimedia





※この他に、音作り用のMacBook(ホワイト・2代目)に...

XLN Audio
Addictive Drum

Propellerheads
Recycle2

Bias
Peak Pro

...が入ってます。

2014年2月25日火曜日

ソロ出します <その4>

→<その3>より続き。

各曲の解説、パート2です。











(7)Ximen(シーメン)

作詩、歌:小森田実










ハウスに入る物。
歌を「東南アジアで耳にするチューニングの合わないラジオの音」っぽく加工したのですが、誤解の無い様に付け加えますと、小森田実さんは「もの凄く歌が上手い方」です。
結果、誰が歌ってるか分からない位加工してごめんなさい。

SMAPV6等のジャニーズ系の作品を含め、日本歌謡界の大御所で大先輩の小森田さんですが、この方の凄い所は「曲を聞いたら、すぐ小森田作品だと分かる」位、個性的で素敵なメロディーを作ります。

ご本人のデビューの切っ掛けが「ポプコン」で、ご自身でも作品を発表しています。

自分の中では「SMAPのダイナマイト」と「Folderのパラシューター」を、最初に聞いた時のインパクトが忘れられません。

曲名の「Ximen」は、台湾・台北にある「西門」の英語表記です。
曲名は、たまたま、台湾に出張で行ってる時に曲のアイデアを思いついたので付けました。
滞在中のホテルがある一帯の地名です。





(8)Count Three(カウント・スリー)

作詩:池宮創人
ギター:木島靖夫
サックス・ソロ:鈴木明男


(自分には全く素養もないのに)

池宮創人(ex:WyolicaのSo-to)さんの詩。
So-toさんが、ご自宅でこの曲の詩を書いている時、作ってた詩をたまたま奥様に見られて「こんなの、誰が歌うの!?」って、聞かれたそうです(そりゃそうだろう)。




歌ってるのが「ミトカツユキ」
この方、自分でも歌うシンガーソングライターなのですが、キーボードも自分なんかより上手いし、歌えるしで、しかもまだ若い。これからが期待のアーティストです。

ミトの声って、以前から誰かに似てるって思ってたんだけど、remixを頼んだJustin Chenの妹のSophiaが「チャゲ&飛鳥飛鳥」に似てるって指摘されて「あ、なるほど」っとw

で、この曲の作業をしている時、仮タイトルで「Last Dirty Hero」って付けてたんだけど、コレだと「マッチョな全身タイツ感」が出ちゃうので、Last Dirty Heroの「頭文字だけ」にしようと思って、字面見たら「こりゃマズい」って思ってやめにしました。

この曲と、次の9曲目のギターが「木島靖夫氏」。
最近よく弾いて貰ってる「ヤス(木島靖夫)」なんだけど、色々なアーティストのバックバンドを沢山こなしているだけあって、最近は何を頼んでも「とても良いプレイ」をしてくれます。

当人は意識してないと思うんだけど、相当「黒人音楽寄りなイケてるプレイ」をしてくれて、時々「ドキっ」とする瞬間があります。


同業者等から「最近、誰か若手で良いギター居ない?」と聞かれたら、彼を真っ先に推薦する位安心して頼めるギタリストの一人。







(9)Paint in Black(ペイント・イン・ブラック)

作詩:杉村喜光
歌:東京女子流の皆さん
Piano Solo:安部潤
ギター:木島靖夫




担当の佐竹さんから「女子流ボーカルで1曲作って」〜と言うオーダーで、アルバム発売が決まってから作りました。

作詩は「Serena "ピンクの弾丸"」も書いてる杉村喜光氏。

間奏で、所謂「Jazzのアバンギャルドなピアノソロ」を入れたくなったんだけど、こればっかりは自分では無理。


安部ちゃん(安部潤氏)に弾いて頂きました。

で、初めて安部ちゃんの作業部屋におじゃましました。
「ちょっと、あててみるねー」って、安部ちゃんが弾き出したのがあまりに上手くて、もー、全部お任せして帰ってきちゃいました。
滞在時間20分ほど。 
ソロ素敵です。








(10)夕暮れて(ゆうぐれて)

作詩:松尾KC潔
歌: 坂田麻美








もーね。擦った揉んだの末、例の大雪のマスタリング前日まで作業していた曲です(笑)


作詩の松尾潔さんとは、韓流アーティストの「K」の作業でご一緒して以来なので、6〜7年ぶり。
お忙しいところ、素敵な詩を頂きました。ありがとうございます!

歌は「坂田麻美 嬢」。


(株)ユニバーソウル所属の「作詩家兼、ブッキング兼、スタジオマネージメント兼、レコーディングエンジニア(見習い)兼、シンガー兼、雑用」の多才な方です。

外書きはおいて置いて。

一緒に居ると話しは面白いし、当人は意識してないと思うけど、横で見ていると彼女の身の回りに起こる事ほぼ全てが「おばかな毎日」で、ちょっと羨ましい存在。

で。


実はこの曲、何を隠そう某有名女性シンガーの事務所からの依頼で書いたのだけど、先方との制作時期が合わなくて、そのタイミングでソロの話しが決まったので、曲を一度戻して貰い、作り直しました。

和音の取り方とか、自分なりに実験的な事をしたと思うのだけど、松尾さんの日本語の歌詞が出来て、麻美嬢の歌が乗ると、そんな事を気にせずに安心して聞けるのね。




(11)Ximen modewarp reconstrction remix


remixed by:木村コウ野口和昭











ModeWarp「コウちゃん+野口くん」の、
リミックスです。

この2人、今、日本のリミックス・プロダクションの中では、今一番イケてるチームです。
レコ社、事務所の皆さん、このチーム、要チェックですよ!
相当デープでエッジなジャンルから、メインストリーム物、コアなアニソン、J-Pop等も含め、全方向・全ジャンルに対応可です。









(12)Count Three Justin Chen's wonderland mix

remixed by:Justin Chen













もう知り合って仕事をし始めてから5年以上経つ、台湾在のプロデューサーの「Justin Chen」。
昨年、自身のユニット「JS Justin + Sohipa」で出したアルバム「聴見(Listen)」が、台湾政府が主催する「ゴールデン・ミュージック・アワード」でノミネート。
惜しくも受賞は逃したのですが、中国語圏ではもの凄く評価の高い方です。

彼は、年齢が6歳位下なんだけど、自分が年下に感じる程いつも冷静で落ち着いていて、しかも身長が185cm位あってで、「...なんだろう、人間としてのこの違いは?」って時々思ってしまいます(笑)

「K-Popブーム」の後、中国語圏「C-Pop」の物が来ると思っているので、JSも含め要チェックな人物ですよー。





アルバム全曲通して。
まず、レコーディング・TDのエンジニアは「川口昌浩氏」に依頼。
ぐっちさん(川口昌浩氏)とも、もう25年以上。

自分が望む「音のツボ」を理解してくれてて、更に目紛しく進化するレコーディング・テクノロジーも常に対応・理解していて、その都度、一番適切な方法で「音」を処理してくれます。
頼もしい縁の下の力持ちです。





で、マスタリングは...
まずは、「DISC2のノンストップ盤」は、「東京女子流音源」だったので、いつもな感じでVictor フレアマスタリングの「川崎洋氏」に。




もう一枚の「DISC1のソロ」
の方は、「とにかくレベル(音圧)を突っ込むのはやめる」、「耳の痛い所は取る」と言うのがテーマでした。

特定のジャンルを除いて、全く意味を感じない、ここ最近の「どれだけ聴感上CDの音圧を上げれるか」の「レベル戦争」みたいな争いからは、とっくの昔に下りているので、少し音量が低く感じるかもしれませんが(笑)

その「特定のジャンル」と言うのが、ここ最近のEDM等のダンスミュージック。
日本を除く、世界的になんだけど、クリエイターが製作時から、ヘッドルーム無しの(ピークを)「0VU」で作業しているので、結果、マスタリングを最初からしてるのと同じ状態に。

一部のアナログ盤を除き、CDなどの「フィジカル・ディストリビュート」が減衰する中、現在デジタル・ディストリビュートがメインになったのも併せて、マスタリングまで自ら行うアーティストが増えていると言うのも納得。

もう一つ。どうしても「TC ElectronicのSystem 6000」を使いたかったので。

で、こちらはMTCマスタリングの「佐々直美嬢」に。






...とまぁ、12曲の解説をしたのですが、解説を書きながら並べて聞いていると、全く統一性が無いと言う事に気が付いてしまいましたw。

諸々含め、反省し以後気を付けます。ごめんなさいm(__)m












アルバムの情報ページが出来ました。
https://www.facebook.com/mirrorballflare

2014年3月12日の発売です。


2014年2月24日月曜日

ソロ出します <その3>

(その2より)→続き。
各曲の解説、パート1です。













...と、言う訳で曲の解説等も含め、制作日記的なのを思い出しながら書いて行こうと思います。

iPhoneのスケジュールアプリを見ながらなので、当然「日時・事象等正確」ではない。
明日から2学期始まります的な『始業式前日に書く夏休みの日記』」のアプローチなので、何卒ご了承ください。





(1)Voyager suite(ボイジャー・スウィート)
Violn:中西俊博
Guitar Solo:桜井アヲcali≠gari







この曲は当初、「同じモチーフ」を「3つの別々なアレンジ」をして、それぞれを繋げて「作品(suite=組曲)」にしようと思っていました。

1番目=アンビエント物
2番目=フルオケ物
3番目=ビート物

モチーフ自体は、かなり以前から考えていた物を形にしていきました。
アルバム収録にあたって、2番目に入れようと思ってた「フルオケ物」が「予算+自分のスキル」的に納期までに完成するのが不可能だと判断して、冒頭のアンビエント部分とビートが入ってる部分(1番目と3番目)の2つで構成しました。

収録時間等を考えると、この形で今は正解だと思ってます。

バイオリンですが、鷺巣(詩郎)さんに「バイオリンで誰か良い人居ませんか??」と質問したら、速攻で中西さんをご紹介頂き、2014年年明けすぐに演奏して頂きました。


間奏の「ギター・ソロ」は、「とにかく普通じゃない感じ」=「70年代後半〜のアート・ロックHeldonとか、アート・リンゼイ)っぽい感じにしよう」と、漠然と思ってはいました。


普段、仕事でおつきあいしているギタリストの方々に頼むと、それはもう真っ当で「音楽的にきちんとしたソロ」になると予想。

で、cali≠gariの「桜井アヲ氏」に依頼。

別に、「桜井アヲが音楽的にメチャクチャ」って、話しじゃなくて、多分、こう言うアート・ロックとか好きじゃないかなぁ〜と以前話しした時感じたのでw
彼の作品を聞いていると、「楽典がどーのこーの」って言う話ではなく「ある種の天才」だと。
で、思ってた通りバッチリなソロを弾いてくれました。






(2)Universe of Love(ユニバース・オブ・ラブ)


Rap, Rhyming:宇多丸RHYMESTER

Guitar:筑田博志
Cho:坂田麻美



日本語で、更に「70's DISCOベースのフルオケ物」、例えば「Barry White物」を、今・現在やるとしたら、どんな感じになるんだろう?...って思っていたのが最初です。

タイトルの和訳も「愛の宇宙」だしね。

オケに関しては、予算と時間さえ許せば、「所謂さじ加減」も含め、聞いた感じを色々には出来るとは思っていたのですが、いざ、大体形になってきて、Barry White自身のあの「例の喋り」部分を「どうするか?どう解釈するの?」と言う問題に行き着きました。

日本で、喋りメインの作品では、過去に「中村晃子の”あまい囁き”」、ほぼアルバム全部が喋りの「岩下志麻の”炎のごとく”」等、あるにはあるのですが、どちらかと言うと、当時は学芸物。現在はカルト的な人気で色物扱い。


Barry Whiteの解釈を、そのまんま日本語でやるとなると「ワイルドな低い声のおっさんが、女を口説く時のエロ話し」的な、何と言いますか...とにかく「お笑い」にはしたくは無かったので、人選と共に別の物語を考える事に。



真意としては「都会的で、男女問わず聞いていて素敵な気分になる」と言うのをベースに考えました。





...と脳内で結論に達して、真っ先に「RHYMESTERの宇多丸さん」が、頭に浮かびました。宇多丸さんとは、以前、同じイベントの楽屋でご挨拶した事はあったのだけど、連絡先等分からずだったので「掟ポルシェ氏」に繋いで貰いましたw





趣旨に賛同して参加して頂き、大変光栄でございます。

本当に「素敵な気分」にさせて貰いました。ありがとうございます。
併せて、スタープレイヤーズの岸さん、荒井さん、色々ありがとうございました!

ギターは、福岡在のとても才能のあるクリエイター「筑田浩志氏」に。

数回の電話でのやり取り後、納品して貰いました。









(3)BlueFilm(ブルーフィルム)



作詩:さちひろ

語り:姫崎愛未(LinQ)






どうしても「東京を切り取った物」を、やりたかったので作りました。
頭の中でのイメージは「写真家のアラーキー = 荒木経惟氏が撮った写真」とか、深夜にやってる「CXのNONFIX」のイメージ。

で、喋りをやってくれたのが「LinQ姫崎愛未さん」。

スタジオで、姫崎さんが第1声を発してから、そのスタジオに居る「おじさん全員の心を鷲掴み」で大変!
当然「ルックスもCute」だしで、もーね、本当に良過ぎて、おじさん達「何でも言う事聞いちゃいそう」になりましたw

話し戻って。


今年から活動の場を東京に移すとの事。彼女の成功を祈ってます!

つか。一瞬にして声で人の心を引きつけられるんだから、大丈夫!売れます!

その他、細かく曲の細部を解説すると、関係各位との間で非常にマズい事になると思われるので割愛しますが、僕の「我がままな+意味不明のオーダー」を全部聞いて、詩(ストーリー)を作ってくれた「某テ◯朝Pの鈴木サチヒロ氏」に感謝します。


タイトルの「BlueFilm」には、Wikipedia等で出て来る意味も含め、全く関係がありません。

ただ、何となく「裏で通底している感じ(匂い)」が、タイトルから出るイメージに欲しかっただけです。



(4) Bogota(ボゴタ)

作詩、歌:和田昌哉Quadraphonic











「おされなJazz」と「HipHop」が合わさったトラックは色々とあれど、もう少しプリミティブと言うか、人が持ってる「本能・欲望」とかの要素を入れ解釈を変え、更にスパイスで、現代音楽とかのの「編集した感を入れたら」って思って作ってみました。


そりゃぁ出音のパラメーター弄り倒しましたよー(笑)


もっと「音の洪水みたい」にグチャグチャになると思ってたんだけど、意外にすっきり。

和田君と電話で打ち合わせの後、数回やり取りして完成。

で、和田なんだけど、一時同じ事務所だったりで、もう知り合ってから15年位たちます。

初期のケミストリー他、和製R&B作品では、沢山名前を見ます。
期待の作家です。

曲名の「Bogota」は、南米コロンビアの首都名です。

これまた、タイトルには全く意味がありませんw



(5)MAS03(マスゼロサン)



最初(Jazz Saxではなく)7管位の「クラシック・サックスだけのアンサンブル」をメインにして、全生で録ろうと思っていてスケッチを作っていました。

もう、まんまなミニマル物を作りたくて。
その後、和音・構成等の確認も有ったので、一度、フルでスコアを書いている途中で、諸般の事情で打ち込む事に。
「どうせ打ち込みでやるなら」って思って、思い切って「生楽器だけって言う括り」を外しました。






(6)Warm Darkness(ウォーム・ダークネス)



作詩、歌:書上奈朋子









曲のモチーフ自体は、相当前に思いついていて、何年か前に、久しぶりに書上嬢と世間話しをした時に「試しにやってみる?」的な感じで作り始めました。

その後、暫く時間が空いてしまったのだけど、今回ソロを作るにあたって、リアレンジして、再度、書上嬢に歌い直して貰いました。

書上嬢のソプラノがとても素敵なんだけど、この方、芸大では作曲科卒。

以前、彼女が所属していたユニット「エキセントリック・オペラ」でもキーボードってさ...歌えるなら、最初から歌ってれば良かったじゃん。
オレ、歌えないもん(笑)


画像は、ライナーノーツを寄稿して頂いた師匠の「鷺巣詩郎氏














→<その4>に続く。





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2014年3月12日の発売です。